デザイン思考検定

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2025.06.04

DX資格のおすすめ11選!取得する際のポイントも解説

DX(デジタル・トランスフォーメーション)資格の取得を検討していて、「DXの推進におすすめの資格とは何だろう?」「そもそもDX資格って、自分に本当に必要なの?」「DX資格を取得する際はどのようなポイントを押さえておくべきだろう?」と、お悩みになる方も多いのではないでしょうか。

企業の競争環境が日々変化する中で、DXは単なるIT導入ではなく、経営・業務・人材の在り方を変革する本質的な取り組みとして位置づけられています。

その中で、正しい知識と実践的なスキルを体系的に学べる「DX資格」への注目が高まっています。特に経営者や現場で実務を担うビジネスパーソンにとっては、DXの本質を理解し、変化に強い組織をつくるための手がかりになる資格とも言えるでしょう。
本記事ではこれからのスキルアップに役立つDX資格のおすすめ資格や、取得する際のポイントなどを詳しく解説します。「DX資格を取得してスキルアップを目指したい」「業務に活かせるDXスキルを身につけたい」「新しいキャリアの道を切り拓きたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

DX資格のおすすめ11選

デザイン思考検定

DX検定

デジタルトランスフォーメーション検定

CIW JavaScript Specialist

プロジェクトマネージャ試験

ITコーディネータ試験

AWS認定

AI実装検定

データベーススペシャリスト試験

Python3エンジニア認定基礎試験

G検定

DX資格を取得するメリット

DX資格を取得する際に押さえておきたいポイント

最新情報をキャッチアップしておく

取得する目的を明確にしておく

取得後に実務に活かせる資格を見極める

学習計画をしっかりと立てる

DX資格で知識とスキルアップを目指そう

DX資格のおすすめ11選

取得するのにおすすめのDX資格は、以下の11種です。

●   デザイン思考検定

●   DX検定

●   デジタルトランスフォーメーション検定

●   CIW JavaScript Specialist

●   プロジェクトマネージャ試験

●   ITコーディネータ試験

●   AWS認定

●   AI実装検定

●   データベーススペシャリスト試験

●   Python3エンジニア認定基礎試験

●   G検定

以下にて、各資格の特長や受験料、試験内容などをわかりやすく紹介していきます。取得したい資格を選ぶ際の参考にしてみてください。

※試験内容や受験料などは変動する可能性がありますので、必ず各公式サイトをご確認ください。

デザイン思考検定

デザイン思考検定とは「デザイン思考」や「DXリテラシー」、「ブランディング」の3つの科目について十分な知識を持っているかを確認するための検定です。デザイン思考をベースとしてDX推進を図り、ブランディングも行える人材になるために役立ちます。受験資格は特になくどなたでも受験できるため、まずは何か資格を取りたいとお考えの方もすぐに挑戦できます。ただし資格取得の際は、上記の3つの科目をそれぞれ受験する必要があります。

デザイン思考検定の概要

開催時期 随時(申込日より90日以内に要受験)
受験料 1科目11,000円(税込)
試験概要 WEB受検(IBT択一選択式 25問 40分)
合格点 100点満点中80点以上
公式サイト https://d-kentei.com/ 

DX検定

DX検定とは、IT先端技術やビジネスに関する幅広い知識を有していることを証明するための資格です。DX検定では、DXに関する知識や最新技術などを学べます。認定期間は2年間のため、失効前に再受験が必要です。

DX検定の概要

開催時期 年2回開催(開催日は公式サイトを要確認)
受験料 6,600円(税込)
試験概要 Web受検 (多肢選択式) 60分で120問
合格点 1,000点満点で、以下の点数別にレベル認定証を授与●   スコア800点以上 DXプロフェッショナル レベル●   スコア700点以上 DXエキスパート レベル●   スコア600点以上 DXスタンダード レベル
公式サイト https://www.nextet.net/kentei/test/ 

デジタルトランスフォーメーション検定

デジタルトランスフォーメーション検定とは、デジタルトランスフォーメーションに関する知識や制度、IT技術などを有していることを証明する資格です。以下の3つの試験で構成されています。

●   DXパスポート試験

●   DX推進アドバイザー認定試験

●   DXオフィサー認定試験

デジタルの専門家となりDX人材として活躍できるため、多くの企業で求められている検定の一つです。

デジタルトランスフォーメーション検定の概要

開催時期 年数回(各試験ごとに異なる、公式サイトを要確認)
受験料 ●   DXパスポート試験 一般 9,350円(税込)学割 7,480円(税込)全情協資格者部会会員 7,480円(税込)●   DX推進アドバイザー認定試験 一般 11,000円(税込)学割 8,800円(税込)●   DXオフィサー認定試験一般 13,200円(税込)学割 10,560円(税込)資格者部会会員 10,560円(税込)※受験方法により別途費用負担あり
試験概要 Web受験、会場受験(マークシート形式)
合格点 ●   DXパスポート試験 60問中正答率70%以上●   DX推進アドバイザー認定試験 100問中正答率70%以上●   DXオフィサー認定試験 100問中正答率70%以上※ただし、問題の難易度により調整し、正答率70%以下でも合格とする場合があります。
公式サイト https://www.joho-gakushu.or.jp/dx/dx-exams/  

CIW JavaScript Specialist

CIW JavaScript Specialistとは「JavaScript」のプロフェッショナルであることを証明できる資格です。基礎知識から専門知識まで幅広い範囲が出題されます。さらにプログラミングスキルやWeb開発などの技術も問われます。また、試験の際はすべて英語で出題されるため、高度な英語力が必要です。

CIW JavaScript Specialistの概要

開催時期 随時
受験料(為替レートにより変動あり) 175USドル 
試験概要  Web受験、会場受験 90分で55問
合格点 正答率70.9%
公式サイト https://ciwcertified.com/courses/ciw-javascript-specialist/

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトの進行について高いマネジメントスキルを持つことを証明できる資格です。高度なIT人材として、またシステム開発プロジェクトのマネジメント業務にて活躍できるようになります。

プロジェクトマネージャ試験の概要

開催時期 年1回(秋ごろに開催)
受験料 7,500円(税込)
試験概要 会場受験(多肢選択形式、記述式、論述式)
合格点 ●   多肢選択形式と記述式は100点満点中60点以上●   論述式は評価ランクがA以上
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.ht 

ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験とは、経営とITに関する知識を有していることを証明できる資格です。経営戦略や情報システム開発などで活躍できるようになります。ITコーディネータ試験は誰でも受験できる「一般コース」と、指定資格を保有している人を対象とした「専門スキルコース」があります。

ITコーディネータ(一般コース)試験の概要

開催時期 年2回(開催日は公式サイトで要確認)
受験料 19,800円(税込)
試験概要 全国のテストセンター(CBT方式の多肢選択式)120分で100問
合格点 非公表
公式サイト https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/ 

AWS認定

AWS認定とは「Amazon Web Services」に関する専門知識やスキルを有していると認定される資格です。学習することでAWSを活用したシステムの設計や運用、データ分析などができるようになります。Web受験の際は試験監督の言語に合わせてスケジュールを調整しなければならないので、注意しておきましょう。

AWS認定の概要

開催時期 随時
受験料(為替レートにより変動あり) ●   ファウンデイショナル        15,000円●   アソシエイト        20,000円●   プロフェッショナル           40,000円●   スペシャリティ     40,000円
試験概要 Web受験、会場受験(多肢選択式)
合格点(1000点満点) ●   基礎        700点以上●   アソシエイト        720点以上●   プロフェッショナル、スペシャリティ 750点以上
公式サイト https://aws.amazon.com/jp/certification/ 

AI実装検定

AI実装検定とは、AIの基礎から実践レベルまでの知識や技術を有していることを証明するための資格です。さまざまな場面でAIが導入されている時代だからこそ、保有しておきたい資格といえます。等級には「S級」「A級」「B級」の3つの認定レベルがあります。

AI実装検定の概要

開催時期 随時
受験料 ●   S級33,000円(税込)●   A級 一般 14,850円(税込)学割 8,250円(税込)●   B級一般 9,900円(税込)学割 5,500円(税込)
試験概要 会場受験(CBT形式の四肢択一)
合格点 正答率70%以上
公式サイト https://kentei.ai/  

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験とは、情報処理やセキュリティ対策などの高度知識を有していることを証明する資格です。データベースの企画や運用、保護などの専門家として活躍できます。

データベーススペシャリスト試験の概要

開催時期 年1回(秋ごろに開催)
受験料 7,500円(税込)
試験概要 会場受験(多肢選択式、記述式)
合格点 100点満点中60点以上
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/db.html

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験とは、「Python」に関する高度な知識や技術を有していることを証明する資格です。学習することでプログラミングの基礎を学べます。

Python3エンジニア認定基礎試験の概要

開催時期 年3回ほど(公式サイトを要確認)
受験料 10,000円(税別)、学割5,000円(税別)
試験概要 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター(CBT形式の選択問題)
合格点 正答率70%以上
公式サイト https://www.pythonic-exam.com/exam 

G検定

G検定とは、AIやディープラーニングの専門的知識を有していることを証明できる資格です。学習することでAIの基礎知識を得て、ビジネス活用やプロジェクトの推進などができるようになります。業務の効率化や最適化もスムーズに行えるようなスキルを得られます。

G検定の概要

開催時期 年に数回(公式サイトを要確認)
受験料 13,200円(税込)、学割5,500円(税込)
試験概要 Web受験(多肢選択式) 120分で160問ほど
合格点 非公開
公式サイト https://www.jdla.org/certificate/general/ 

DX資格を取得するメリット

DX資格を取得することは、単なるスキル習得を超えて、これからの時代における競争力の源泉になります。たとえば、現場で起こる変化に対応できる判断力や、デジタルツールを活用した業務改善の提案力は、DXリテラシーの有無で大きく差が出ます。資格を取得すると、以下のようなメリットを得られます。

●   DXに関する知識が増える

●   DXコンサルタントとして活躍できる

●   DXリテラシーを向上させられる

●   デジタル化にスムーズに対応できる

●   キャリアアップができる

●   就職や転職の際に有利になる

DX資格を取得すれば単に知識が増えるだけではなく、同じ資格保有者との情報共有やコミュニケーションがよりスムーズになります。これにより、日々の業務における意思決定やプロジェクトの進行も円滑になり、結果としてチーム全体のパフォーマンス向上につながります。また、資格を持っているということで「第三者によるスキルの証明」が信用力につながり社内外からの評価にも良い影響を与えます。顧客や取引先に対しても、DXに関する一定レベルの専門知識を持っていることが明確になるため、安心感や信頼感を与える要素となります。DX推進を行っている社外や共同プロジェクトに参加する機会も増えるなど、社外ネットワークの広がりにもつながります。これらの経験は、現職での活躍にとどまらず、将来的なキャリアの選択肢を広げるきっかけにもなるでしょう。

変化が激しい時代だからこそ、未来の自分への投資として、DX資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。自らの価値を高め、新たなキャリア展開を切り拓くための第一歩になるはずです。

DX資格を取得する際に押さえておきたいポイント

DX資格を取得する際は、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

●   最新情報をキャッチアップしておく

●   取得する目的を明確にしておく

●   実務に活かせる資格かを見極める

●   学習計画をしっかりと立てる

以下にてそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

最新情報をキャッチアップしておく

DX推進に必要不可欠なAIやIoT、クラウドなどの技術は毎月のように急速に進化しています。そのため受験する前には、新しいトレンドや技術を反映している資格であるかを見極める必要があります。受験する資格が時代に即したカリキュラムを提供しているかを確認することで、資格取得後の活用範囲も広がります。DX白書や経済産業省の公開資料も活用し、資格試験の公式サイトや情報誌などから、常に新しい情報を得て取得したい資格をチェックするようにしましょう。

取得する目的を明確にしておく

DX資格の取得がどうして必要なのかを明確にしておくことで、意欲向上につなげられます。資格の取得は、やりたいことと一致しているかを確認してみましょう。「自社の業務フローの効率化に活かしたい」「コンサルティング業務に役立てたい」「社内DXの旗振り役になりたい」など、目的がはっきりしていると、計画的な学習もできるようになります。目的が不明確なままだと、取得後に活かしきれないこともあるため、自己分析を先に行うことをおすすめします。

またどの分野でDXを活かしたいのか明確にしておくのも大切です。

取得後に実務に活かせる資格を見極める

DX資格を取得したら、実務に活かせるかどうか見極めておきましょう。例えば、戦略設計に強い資格か、現場改善に強い資格かで、学ぶ内容も異なります。資格を取得したのであれば、ぜひ実務に活かしてキャリアアップも目指したいところです。現職やキャリアアップに活かすにはどのような資格があるのか、自分はどのような知識を強化したいのかよく確認しておきましょう。

学習計画をしっかりと立てる

資格取得をする際は、学習計画をしっかりと立てておく必要があります。働きながらの資格取得は時間の制約もあり、心身共に疲れがでやすいです。そのため無理のない効率的な学習計画が重要となります。優先順位を立てて勉強をして、仕事やプライベートの隙間時間を活用するのもおすすめです。通勤途中や休憩時間、入浴時間などもうまく活用していきましょう。

DX資格で知識とスキルアップを目指そう

DX資格は活用したい分野によってさまざまな種類があります。ぜひDX資格を取得して、スキルアップを目指していきましょう。またDX推進やブランディングに必要となるのが「思考力」です。課題を整理し、柔軟に解決策を導く力はツールの使い方だけでは育ちません。

そこで注目したいのが、「デザイン思考」です。ユーザー視点で課題を発見し、創造的に解決するこの考え方は、DX推進で欠かせないスキルのひとつです。

今、AIやテクノロジーの進化によって「考える力」が再評価されています。与えられた課題を解くだけなく、「課題そのものを見つける力」が求められているのです。

「デザイン思考検定」は “思考力の型”を体系的に学べる検定です。ユーザー理解から共感、課題発見、アイデア創出、プロトタイピングに至るまで、現場で本当に使える思考のプロセスを段階的に学べる設計となっています。

お客様のニーズに的確に把握し、スピーディーに解決できるようになるためには「デザイン思考検定」の資格取得がおすすめです。

「デザイン思考検定」は3つの専門科目で構成されています。そのなかでも「DXリテラシー科目」では経済産業省が公開している「DXリテラシー標準」に準拠しており、DXを推進するうえで必要なマインド・スタンス、デジタル化の背景、DXとは何か、デジタルの活用方法が学べます。単なるツールの使い方ではなく、組織変革を支えるマインドとスタンスを身につけることができます。

資格の取得はゴールではなく、「思考力を可視化し、信頼につなげる」ためのスタートラインです。「スキル×思考力」の両輪で、これからのキャリアや事業を力強く前進させたい方にこそ、「デザイン思考検定」をおすすめします。